メルセデス・ベンツ「SL 350 Mille Miglia 417」を発表
メルセデス・ベンツ日本株式会社は、メルセデス・ベンツ「SL」の特別仕様車「SL 350 Mille Miglia 417」を発表し、全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じ台数限定で注文受付を開始した。なお、発売は9月中旬頃を予定。(全国限定 20台)
「SL」は、1952年に発表されたガルウィングモデル「300 SL」の流れを汲む、メルセデス・ベンツの最高級ロードスター。ロングノーズ・ショートデッキの伝統的かつ流麗なスタイリングに、フルアルミニウムボディシェルをはじめとする先進技術を盛り込み、優れた走行性能と上質で快適な乗り心地、安全性を高次元で実現したモデル。
「SL 350 Mille Miglia 417」は、1955年の「ミッレミリア」における「300 SL」の優勝60周年を記念する特別仕様車。
「ミッレミリア」は、1927年から1957年まで行われていた、北イタリアの都市ブレシアを出発し、ローマで折り返して再びブレシアに戻るルート1,000マイルを舞台とした伝説の自動車レース。1955年のレースで、スタート時刻の「4時17分」を表すゼッケンナンバー「417」の300SLは、11時間29分21秒というタイムで総合5位、生産型スポーツカークラスで優勝した。さらに他の300SLも2位、3位と続く偉業を達成した。
本特別仕様車は、SL 350をベースとし、ブラックを基調とした内外装にレッドとカーボンのアクセントを組み合わせた。
ボディカラーには、designoマグノナイトブラック(マット)とマグネタイトブラック(メタリック)の2色を設定。フロントおよびリアのスポイラーリップをはじめ、AMGマルチスポークアルミホイールのリムエッジ部やブレーキキャリパーにレッドのアクセントを施すとともに、トランクリッドスポイラーリップにはマットカーボンを採用した。さらに、“MILLE MIGLIA 417”のエンブレムをサイドにあしらっている。
ブラックのインテリアには、カーボンマットのインテリアトリムに加え、シートおよびステアリングに専用のカーボンパターンエンボス加工を施すとともに、シートステッチ、センターコンソール、ステアリングのグリップ部など随所にクラシックレッドのアクセントを配している。さらに、ヘッドレストには“SL MILLE MIGLIA 417”、フロアマットには”1000 MIGLIA“の刺繍を施している。