AUTOMOTIVE NEWS

Audi SQ7 TDI発表

2016/03/07 freakers

 
320kW（435PS）の最高出力と900Nmの最大トルクを発生する新しいAudi SQ7 TDIは、市販モデルの中でもっともパワフルなディーゼルSUV。このモデルには、様々な先進技術も採用されている。搭載される4.0 TDIエンジンには、世界初の電動式コンプレッサーが装着され、圧倒的な加速性能を実現している。その一方で、燃料消費量は100km走行あたりわずか7.4ℓに抑えられている。
 
強制過給システム：3つのコンプレッサーが連携
4.0 TDIエンジンは、今回ゼロから開発し直した。このエンジンは、クラスナンバーワンの出力性能と低燃費を両立し、最高水準の運動性能を保証している。このV8エンジンの排気量は、3,956ccです。排気により駆動される2つのターボチャージャーは、シーケンシャル過給のコンセプトに基づき、運転状況に応じて作動する仕組みになっており、低中負荷領域では、片方のターボチャージャーだけに排ガスが送られる。もうひとつのターボチャージャーは、高負荷領域においてのみ、追加される形で作動する。電動式コンプレッサー（EPC）は、とくにエンジン低回転域において2つのターボチャージャーの働きを補足することにより、Audi SQ7 TDIは、きわめて俊敏な加速性能を得ている。
 
320kW（435PS）の最高出力と900Nm/1,000～3,250rpmの最大トルクにより、このSUVは、セグメントの新しいベンチマークを打ち立てた。Audi SQ7 TDIは、0～100km/hを4.8秒で加速し、最高速度は250km/h（電子リミッター作動）に達する。新欧州ドライビングサイクル（NEDC）における、100km/h走行あたりの燃料消費量は7.4ℓ。これをCO2排出量に換算すると194g/kmに相当。
 
ヨーロッパでは、Audi SQ7 TDIのオーダー受け付けは、2016年春から開始。ドイツでのベース価格は89,900ユーロ。