新型Audi A4 allroad quattro を発売
アウディ ジャパン株式会社は、オールラウンドなドライビング性能を備えたAudi A4 Avantベースのプレミアムクロスオーバー、Audi A4 allroad quattro(アウディA4 オールロード クワトロ)をフルモデルチェンジし、9月6日(火)より全国の正規ディーラー(121店舗、現時点)を通じて販売開始した。
「allroad」とは、ステーションワゴンモデルのAvant(アバント)をベースに、quattro(フルタイム4WDシステム)を組み合わせ、さらにSUV特有の優れた性能を融合したクロスオーバーモデル。Audi A4 allroad quattroは、2010年に初代モデルが日本で発売されて以来、ミッドサイズクラスでは唯一のオールラウンドなキャラクターを備えたプレミアムクロスオーバーとして、市場で独自のポジションを築き上げてきた。今回発売する2世代目モデルは、そのユニークなコンセプトを継承しつつ、デザインとメカニズムを根本から刷新。さらに、インテリジェントなアシスタンスシステムやAudi connectなどの新しいテクノロジーを導入することで、従来から定評のあった走行性能、安全性、快適性、ユーティリティなどに加えて、燃費効率やインフォテイメント、コネクティビィティといった分野でも、現代的オールラウンダーへと飛躍を遂げた。
デザイン面では、ベースとなったAudi A4 Avantに対しグラウンドクリアランスを30mm拡大。全高が高くなったことに加えて、力強く張り出したホイールアーチ、クローム仕上げの垂直ルーバーを配したシングルフレームグリル、ボディとは対照色のサテライトシルバーで仕上げたアンダーボディプロテクション/リヤディフューザーといったallroad特有のデザインにより、どんな場所にあってもスタイリッシュな存在感が演出されている。
搭載する2.0 TFSIエンジンは従来型のものよりパワーを20kW(28PS)アップして252psとする一方で燃費効率を約9パーセントも改善。これには、エンジンそのものの改良に加えて、後述するquattroドライブシステムの進化、さらに設計段階からの徹底した軽量化戦略が効果をあげており、実際に車両重量は従来型比90kgも削減されている。
全モデルに標準装備されるquattroシステムは、100%前輪駆動で走行が可能な新開発の「ultra(ウルトラ)テクノロジー」を初めて導入することで、走行状況に応じたインテリジェントな4WD制御を実現。伝達効率を大幅に高めることに成功しました。トランスミッションは、デュアルクラッチを用いることで効率とスポーツ性を高度に融合させた「7速Sトロニック」を全モデルに標準採用している。
通常のAudi A4 Avantよりも30mm大きい170mmの地上最低高と標準装備のquattroドライブシステムにより、軽度なラフロードまでであれば、本格SUVにも負けない走破性能を発揮。アウディドライブセレクトに新たにoffroadのモードを設定したことで、オフロードでの運転がより容易になり、能力も高まった。
安全装備に関しては、標準装備のABS、ESC(エレクトロニック スタビリゼーション コントロール)、6つのエアバッグに加えて、先進的なアシスタンスシステムを充実させており、カメラと複数のセンサーを用いた衝突予防システム、「アウディプレセンスシティ」のほか、衝突時の乗員保護能力を高める「アウディプレセンスベーシック」、ドライバーの車線維持操作をサポートする「アウディアクティブレーンアシスト」などを全モデルに標準装備。また、同じく全モデルに標準装備の「アダプティブクルーズコントロール」には、渋滞時にアクセル/ブレーキだけでなくステアリング操作にも必要な介入を行ってドライバーの負担を軽減する「トラフィックジャムアシスト」の機能が備わっており、将来の本格的な自動運転につながるテクノロジーとして注目されている。
ラゲージルーム容量は、従来型より拡大された505~1,510ℓを確保。広くて快適なパッセンジャーコンパートメントと併せて、ユーティリティの面でもオールラウンドな資質を備えたクルマに仕上っている。
従来のアナログメーターパネルに代わる12.3インチの高性能モニターを使ったフルデジタルの多機能ディスプレイシステム、「Audiバーチャルコックピット」をA4 allroadシリーズとして初めてオプション設定。また、Audi connectのモジュールを標準で搭載しており、ドライバーはLTEの高速通信を介して、アウディ独自のオンラインサービスを利用することが可能。また、付属機能であるWi-Fiホットスポットにより、最大8台のモバイル端末を同時にインターネットに接続することができる。
モデル|Audi A4 allroad quattro
ハンドル位置|右
全長|4,750mm
全幅|1,840mm
全高|1,490mm
ホイールベース|2,820mm
車両重量|1,680kg*1
JC08モード燃費|14.6km/ℓ
総排気量|1,984cc
エンジン種類|直列4気筒DOHC インタークーラー付ターボチャージャー
最高出力|185kW(252PS)/5,000-6,000rpm
最大トルク|370Nm/1,600-4,500rpm
駆動方式|quattro(フルタイム4WD)
トランスミッション|7速Sトロニックトランスミッション
タイヤ|225/55R17
車両本体価格(税込)|6,580,000円
*1:パノラマサンルーフ付の場合 +30kg